Windowsソフト、iPhoneアプリ、ゲーム音楽素材の「Meteoric Stream」 -> 資料室 -> サーバー関連 -> Macでトンネル接続してFTP/SFTP接続する簡単な方法

Macでトンネル接続してFTP/SFTP接続する簡単な方法

Windowsだと、WinSCPを使って、比較的簡単にトンネル経由でのFTP、SFTPサーバーへの接続が可能です。

ちなみに、ここで言うトンネル接続とは、クライアントPC -> 中継サーバー -> 接続先サーバーのように、間にひとつサーバーを挟んで、接続する方法を意味します。

なぜそんな厄介な事をやるのかというと、大人の事情で色々・・・なのですが、例えば、自分のインターネット環境は動的IPしか持っていないのに、接続先サーバーにFTP接続するにはIP許可が必要な場合。これだと、数週間後には、またIP許可をもらわないといけなくて、途方もなくめんどいのです(死)

それを回避するためには、自分が管理している他のサーバーに、あらかじめIP許可をもらって、そのサーバーを踏み台・・・じゃなかった、経由して、接続すると、サーバーは基本的に固定IPなので、いつまでも許可されたままの状態を保つ事ができるのです。

これを、俗にトンネル接続というんだとさ。めでたしめでたし♪

・・・・・・と、まあ、これで一件落着なら、この記事を読む必要はありません(汗)

問題は、Mac環境の場合でございます。

Macには、WinSCPの方に、デフォでトンネル機能を持っているFTPクライアントが、CyberDuckあたりしかありません。

できれば、FileZillaやCoda2、Transmitあたりの、通常使っているFTPクライアントで、トンネルをサポートしてもらいたいもの。

んで、結論ですが、実は、Macは、デフォルトでトンネルを作る機能が備わっているので、それを活用すれば、やりたい放題できます(笑)

やり方は、まず、ターミナルを開いて、トンネルを開けるところから始めます。

コマンド:
ssh -L 偽ポート番号:接続先サーバーのIPアドレス:接続先サーバーのポート番号 中継サーバーのアカウント名@中継サーバーのIPアドレス -p 中継サーバーのポート名

・・・なにやら複雑な暗号ですが、以下のようになります。

使用例:
ssh -L 1234:123.123.123.123:22 root@100.100.100.100 -p 123

1234 = 偽ポート番号
123.123.123.123 = 接続先サーバーのIPアドレス
22 = 接続先サーバーのポート番号

root = 中継サーバーのアカウント名
中継サーバーのIPアドレス = 中継サーバーのIPアドレス
123 = 中継サーバーのポート名

上記のようなコマンドをターミナルで叩くと、中継サーバーのパスワードが要求され、接続がうまくいくと、中継サーバーに接続されます。

そのターミナルの画面をずっと維持したままで、
FileZillaやCoda2、TransmitなどのFTPクラアントにて、
ホスト名をlocalhost、ポート番号を偽ポート番号(この場合は1234)、
アカウント名とパスワードを、元の接続先サーバーの情報で接続すればOK。

きちんと中継サーバーのIPアドレスでIP許可が降りているなら、この状態で接続先サーバーに接続が出来ます。

トンネルが不要になったら、ターミナルをexitします。

毎回、ターミナルでトンネルを掘る作業はもちろん必要ですが、比較的楽に、トンネリングが出来たのではないでしょうか?

めでたしめでたし♪


この記事の最終更新日:2018/04/11
最初に記事を書いた日:2018/04/11

この記事をシェアする

このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

Meteoric Streamについて

管理人

Windowsソフト、iPhoneアプリ、ゲーム音楽素材の「Meteoric Stream」 -> 資料室 -> サーバー関連 -> Macでトンネル接続してFTP/SFTP接続する簡単な方法