WMPスキン作成方法

WindowsMediaPlayer用スキンの作成方法について。

1.スキンファイルの構成

WMPのスキンは、以下のファイルにより成り立っています。
  • スキン定義ファイル(文書ファイル)
    拡張子が.wmsのファイルです。
    これをメモ帳などで編集する事により、スキンの定義を行います。
  • アートファイル(画像ファイル)
    スキンの画像ファイルです。.bmp,.jpg,.gif,.pngなどがサポートされています。
  • Jscriptファイル(文書ファイル)
    複雑な処理をする場合に使用する、Jscriptのファイル。
    拡張子は.jsです。

2.アートファイルの作成

まず、アートファイルの作成から取り掛かります。
アートファイルには、以下のような種類があります。
  • 1次イメージ
    メインの画像イメージ。
    このアートファイルがそのままスキンの外見になります。
  • マッピングイメージ
    スキンをマウスでクリックしたりする時の、
    タイミングと場所を指定するのに使用します。
    要するに、当たり判定みたいな感じかな??
  • 代替イメージ
    簡単に言えば、クリックした時の画像です。
んで、取り合えず1次イメージを作ってみました。

・・・すいません、時間が無かったんで適当です。(^^;(main.gif)

次に、マッピングイメージ。
この例の場合、赤色の所をマウスが移動すると再生ボタンの画像が変化し、
緑色の所をマウスが移動すると、停止ボタンの画像が変化する・・・
という感じになります。

(map.gif)

・・・で、代替イメージ。

(hover.gif)

ちなみに、全て大きさは400*300です。
あと、今回はプログラムで作成したのですが、
レイヤー機能を持ったお絵かきソフトで作成すると、比較的効率良く作成できます。(謎

3.スキン定義ファイルの作成

で、スキン定義ファイルを作成します。
このファイルは、HTMLの拡張版の、XMLという言語を用いて記述します。
なので、HTMLの知識がある方なら、簡単に分かるはず・・・
というわけで、こんなソースを作ってみました。

<THEME>
	<VIEW
		backgroundImage = "main.gif"
		titleBar = "False">

	<BUTTONGROUP
		mappingImage = "map.gif"
		hoverImage = "hover.gif">

	<PLAYELEMENT
		mappingColor="#FF0000"/>

	<STOPELEMENT
		mappingColor="#00FF00"/>

	</BUTTONGROUP>
	</VIEW>
</THEME>

このように、一つのスキン定義ファイルには、
<THEME>タグと<VIEW>タグがそれぞれ一つ以上必要です。
そして、<VIEW>タグと</VIEW>タグの中にいろいろなタグを記述する・・・
基本はこんな感じです。

では、タグについての説明。
  • <THEME>
    このタグの中に、いろいろなタグを追加します。
  • <VIEW>
    スキンのインターフェイスを定義します。
    backgroundImage = "File"で1次イメージを定義します。
    また、titleBar = "True|False"でタイトルバーの有無の切り替え、
    clippingColor = "Color"で、指定した色の透過処理が行えます。
  • <BUTTONGROUP>
    ボタンを定義します。
    mappingImage = "File"でマッピングイメージ、
    hoverImage = "File"で代替イメージを定義します。
  • <PLAYELEMENT/>
    再生用ボタンの定義をします。
    mappingColor="Color"に、マッピングイメージ内の任意の色を指定します。
  • <STOPELEMENT/>
    停止用ボタンの定義をします。
    mappingColor="Color"に、マッピングイメージ内の任意の色を指定します。

4.完成!!

・・・とまぁ、こんな感じで作成します。
かなり説明不足な所が多いので、もっと詳しく知りたい方は、MicroSoft社のHPから、
WMPSDKをダウンロードする事をオススメします。(^^;
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