【ボーカル講座4】3分で魅力的な歌声になる11の方法。声はチューニング可能!

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ボーカル講座

それでは、前回のボーカル講座で語りきれなかった、
プロの歌手の体の構造を手にいれるために必要な、
筋トレについて解説していきたいと思います。

今回は、準備体操編です。
3分くらいの短い時間で出来る、準備体操をご紹介します。

ギターやバイオリンも、演奏する前には必ずチューニングが必要ですよね。
チューニング無しの楽器はありえないはずです。

電子ピアノにチューニングは不要ですが、それは機械だからであって、
本物のピアノの方は、調律が必要です。

同じように、「声」だってチューニングが必要なはずです。
それも、生き物の体を楽器にしているのですから、
より綿密なチューニングが必要になってくる事は、
簡単に想像が出来ると思います。

しかしながら、チューニングをおろそかにして、
歌っている間に喉が温まってくればいいや的な発想で、
準備体操無しで歌う方の方が、むしろ多いような気がします。

まずは、基本からスタートしましょう。

なお、これから行う動作は基本的に、
息を深く吸ったり吐いたりしながら、丁寧に行います。

こうする事で、自然と呼吸の仕方も身につける事ができるはずです。

深呼吸する

まずは、ラジオ体操の要領で、
両手を上にあげて、伸びをするような感覚で、
深呼吸します。

できるだけリラックスした状態で、
あくびしちゃっても構いません。

深呼吸をする事で、体全体の緊張がほぐされ、
自律神経のバランスを整えます。

前屈でだらーんと脱力

立ったまま、前屈をして、その状態のまま、思いっきり脱力します。
だらーーーんとした感じで、脱力の世界を堪能してください。
深呼吸に続いて、リラックスし、体の緊張をほぐす事が目的です。
体に力の入ったままでは、良い声が出ないからです。

もう、前屈したまま寝てしまうくらいの勢いで、脱力します。
ある程度頃合いになって、脱力しきれたと思ったら、元に戻ります。

体を後ろに反る

前屈の脱力が終わったら、次は、そのまま上体を後ろに反ります。
ラジオ体操の、体を前後に曲げる運動の、後ろの方と同じですね。

背中周りと、お腹周りのストレッチです。
どちらも、歌を歌うために必要な筋肉をほぐす効果があります。

首を回してストレッチ

次に、首を回してストレッチします。
これは、早く回しすぎたり、強引に回したりしないでください。
首を痛めたらシャレになりませんから。
出来るだけゆっくり、丁寧に行います。

ちなみに、ラジオ体操と同じ回し方でも良いですが、
それよりは、右に首をゆっくりと倒してストレッチ、
次は、左に首をゆっくり倒してストレッチ、といった要領で、
回すよりは、前後左右に倒す、という方法の方が、
ストレッチとしては向いていると思います。

首回りの筋肉をほぐす事が目的です。

左右に体を曲げる

左腕を首の後ろに回して、その上から、
右腕を、左腕のひじの辺りに固定して、
そのまま右側に体を曲げます。

その後は、逆方向で同じ動作を行います。
右腕を首の後ろに回し、左腕を右ひじに固定し、
左側に体を曲げます。

背中、首、脇腹など、上体のさまざまな箇所のストレッチが出来ます。

両腕を前に突き出す

両腕を前に突き出した状態で、首を下に下げます。
そして、背中が引っ張られているような感覚のまま、
お腹から深く息を吸って、そのまま、深く息を吐く動作を、
3、4回くらい繰り返します。

首、背中、肩などのストレッチになり、
なおかつ、腹式呼吸のトレーニングになります。

両腕を背中の後ろに組んでストレッチ

今度は反対に、両腕を背中の後ろに組んで、
首を上に上げます。
天井に引っ張られているような感覚です。
同じように深く息を吸って、深く息を吐く動作を、
3、4回繰り返します。

背中はもちろん、頭蓋骨周りまでストレッチする事が出来ます。

体を回す

ラジオ体操の要領で、体を回します(笑)
これ結構、上体のストレッチになるし、
支えている腰回りや足もストレッチできるので、良いですね。

ヨガのポーズ

某ボーカルスクールの先生に教えてもらった方法です。
まず、立った状態で両手を合掌して、頭の上に持ってきます。
両ひじは、曲がっていてかまいません。

次に、両足を左右に開いた状態で、
重心を下にもっていく感覚で、
だんだんと両ひざを曲げます。

そうすると、お腹に力が入るため、腹筋の強化になります。
ある程度下に下がったら、そのまま深く息を吸いたり吐いたりして、
頃合いになったら、元に戻ります。

これ、絶対恥ずかしいので、
自宅でやりましょう。

顔のストレッチ

顔を鍛えるってどういうこと?(笑)

・・・要は、自分の手で、頬やこめかみ、あごの下の方(首の近く?)等を、
マッサージします。

そうすることで、顔がほぐれます。

口をほぐすには、「あ」「い」「う」「え」「お」の動作を、
多少大げさに行います。
声に出しても出さなくても、どちらでも構いません。

表情筋は大事です。顔がこわばっていては、
良い声が出ません。

ハッハッハッハ!

なんだこれ(笑)
これも恥ずかしいですが、ワンちゃんになった要領で、
「ハッハッハッハッ(声は出さず、息だけ。)」と繰り返します。

その時、お腹の動きに注目します。
息を吐いた時はお腹が縮み、吸った時はお腹が膨れるのが正常です。
でも、あまり不自然にならないようにします。

あくまで自然に、「ハッハッハッハッ」です。

準備体操完了

だいたいこんな感じで、準備体操を行います。
慣れればここまで3分程度でも可能ですし、
もっと入念に行っても大丈夫です。

声も楽器のひとつです。念入りにチューニングして、
常に魅力的な声で歌いましょう!

それでは、さよなら、さよなら、さよなら!!

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