【ボーカル講座5】10分で歌が劇的に上手くなる筋トレ方法

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ボーカル講座

さて、ボーカル講座第5弾にして、待ちに待った、筋トレの方法を解説します!
一般的な、肉体強化のための筋トレではなく、
歌手の体の構造を手にいれるための、歌手のための歌手による、歌手のためだけの筋トレです!

まずは、腹式呼吸が出来ているかの確認

まず、第一に行うべきは、腹式呼吸のトレーニングです。
自分の呼吸方法が、腹式なのか、それとも胸式になってしまっているのかを、
今一度確認しましょう。

仰向けに寝る


腹式呼吸について、最もわかりやすい例は、寝る事です(笑)
普通、仰向けに寝て、何も考えずに呼吸していると、
お腹が自然とふくらんだり、元に戻ったりしているはずです。

この感覚が、腹式呼吸の基礎になりますので、
しっかり覚えておきましょう。

四つん這いになる

これ、ある有名なボイストレーナーの先生が、
トレーニングの初っぱなからやる方法です。

いきなり、四つん這いになれ!とか言われます(笑)

要は、仰向けに寝るよりも、お腹の動きがわかりやすい、という理屈ですな。

まず、四つん這いになった後で、できるだけ自然に、息を吐きます。
吐けるギリギリのところまで、吐ききったと思ったら、
少しだけ口を開きます。

そうすると、それほど息を吸うことを意識しないとしても、
自然にお腹の中に空気が入ってくる事が分かります。

これを何度か実践すると、腹式呼吸というものが、
一体どういうものなのかが、自然と身についていきます。

体の中に酸素が入っていなければ、人の体は、自然に酸素を取り入れようとするので、
その流れに身を任せるのが、最も効率の良い呼吸の方法だ、ということです。

ロングブレスとロングトーン


まず、ロングブレスについて。

仰向けに寝た状態、もしくは四つん這いの状態で、
息を吐き、吐けるギリギリのところまで吐きます。
その後、お腹から大きく息を吸って、10秒くらいかけて、
ゆっくりと息を吐きます。

その動作が安定的に出来るようになったら、次は、15秒かけて吐く、
20秒、25秒、30秒と、レベルアップしていきます。

ロングトーンは、ロングブレスでやったことと同じ事を、
「あー」でも「うー」でも構いませんので、声を出しながら行います。
この時、あまり声を出すときに力まずに、会話程度の声量で、
自然に声を出す感じで構いません。

ここまでは、あまり筋トレっぽい動作ではありませんね。

しかしながら、ロングブレス、ロングトーンは、
お腹周りのインナーマッスルの強化につながりますし、
歌う際の呼吸が安定する事にもなりますので、
怠らないようにしましょう。

足上げ腹筋


足上げ腹筋も、下腹のインナーマッスル強化につながります。
一般的な、上半身の腹筋ではなく、足を上げたり、下げたりする動作を、
出来るだけ丁寧に(丁寧にした方がきついので)、20回程度を目標とします。

その後、慣れてきたら、25回、30回、のように、回数を増やします。

足上げ腹筋を行う時は、息を吐きながら足を上げ、
足を下ろした時にすばやく息を補給するような感じで、
腹式呼吸のトレーニングも一緒に行いましょう。

背中上げ


続いては、背中上げについて。
仰向けで寝た状態から、ゆっくりと背中を起こしながら、
「あー」と、好きな音程で構わないので、声出しをします。

その時に、どこかの段階で、自分の声に変化が生じた事が分かります。
そのあたりが、お腹を使っている場所です。

その後は、反対に、ゆっくりと背中を地面の方に下ろしながら、
同じように声を出します。
そうすると、やはりどこかのタイミングで、
自分の声が切り替わる事がわかるはずです。

もし、分かりにくければ、何度かチャレンジしてみてください。

この動作を、音程を半音ずつ上げなら、何回か行うと良いです。

首上げ


今度は、背中上げの時と同じ要領で、
仰向けに寝た状態から、首だけをゆっくりと起こしながら、
「あー」と、好きな音程で構わないので、声出しをします。

その後は、反対に、ゆっくりと首を地面の方に下ろしながら、
同じように声を出します。

これは、背中上げの時のように、お腹を使っている箇所を理解する必要はなく、
どちらかというと、首回りの筋肉を鍛える事が目的です。

特に、鍛えにくいと思われる、声帯周りの筋肉を鍛えられる、
効率の良いトレーニング方法です。

ミックスボイスや声帯閉鎖など、声帯を使う歌唱法の訓練に効果的です。

空気椅子


空気椅子と言うと、なんだか冗談のような響きですが(笑)

今度は、仰向けではなく、立った姿勢から、
声出しを行いながら、
空気椅子のように、少しずつ重心を下に持っていきます。

そうすると、どこかの段階で、自分の声が切り替わったような感覚が起きます。
その場所を覚えておくべきです。

パワーが必要な歌のシチュエーションの時に、
そのあたりの場所に自分の重心を持っていけば、
パワフルな声を出せる、という理屈です。

発声練習


空気椅子で、7で、お腹から声を出すコツを学んだら、
その声のまま、発声練習をします。

ドレミファソファミレド~」と、半音ずつ発声するのも良いし、
なんでも構いません。

ここまで、急ぎでやればたぶん10分くらいで終わるはず。
とにかく、毎日か、二日に一回など、コンスタントに行う事が重要です。
筋肉は、すぐに衰えますので、可能な限り、歌手の体を維持しましょう。

それでは、またお会いしましょう。
さよなら、さよなら、さよなら!!

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