ボーカル講座第16弾は、高音域について。
例えばカラオケで「X-JAPAN歌って♪」とかになると、
歌うには歌えても、その後、声が枯れてしまったり、
喉がいたくなってしまったり、歌ってる途中で力尽きてしまったり・・・
という経験はあるでしょうか?
ちなみにボクは、X-JAPANの紅を10回連続で歌っても、
まだ全然喉に余裕があります。
・・・なぜなら、高い音を出す時、
全く喉に力を入れていないからです。
実は、半年前くらいまでは、そうではありませんでした。
3年前くらいならば、1回紅を歌っただけで、
声が枯れちゃう日もありましたが、
ここ最近、ゴスペラーズでも、X-JAPANでも、ラルクでも、
B’z、CHAGE&ASKA等でも、高音を要する曲は、
全く力を入れずに歌っています。
・・・なぜ、喉に力を入れずに歌えるんでしょうか?
ポイントは、裏声にあります。
裏声とファルセットは、厳密には意味が違うと言われていますが、
それはそれとして、裏声で声を出す時、
絶対喉に力が入らないで、高い声が出せると思います。
問題は、普通に裏声で歌っても、
地声ほどの迫力が無いこと。
逆に言えば、裏声で、地声並みの迫力ある声が出せれば、
これ以上に強力な武器は無いという事です。
ミックスボイスとは、良く、地声と裏声の中間であるとの
認識がされていますが、基本的に、裏声を
より太く、迫力ある声に最適化した形が、
最終的にミックスボイス的な声になるのではと思います。
それで、おススメするのが、これ。
「今後、高い声を出す時は、ほぼ確実に裏声にする」
その状態で、しょっぱなから迫力ある声は出ないので、
なんとか頑張って、裏声のトレーニングをしようとします。
1年間くらい、裏声が地声に聞こえるようにトレーニングし続ければ、
それ以降は、見事、喉に力を入れずに高い声が出せる能力を
手にする事が出来ます。
慣れてくれば、あまり高いと思わない音でも、裏声で歌います。
ボクは、HiE~HiGの音を、時には地声で歌い、時には裏声で歌うと、
タイミングによって使い分けています。
HiA以降は、殆ど裏声で歌っています。
この時重要なのは、裏声、地声どちらで歌っても、
似たような声質を維持する事。(違和感無く歌う事)
お試しあれ♪